2016/12/24 03:55


日々、手縫いをしながら手縫いの良さを考えていると、色々な良さを感じます。

一つは丈夫で美しいということ。

熟練した手縫いのステッチは、一定でブレが無く、規則正しく、美しく並び、そこには職人仕事の美があります。

作る物の細部まで目を届かせながら、一針一針丁寧に縫っていく手縫いは、美しく丈夫な品を作ることが出来るという良さを感じます。

もう1つの良さは、縫った人ならではの何かが宿るとでもいいましょうか、同じ道具、同じ糸、同じ方法で縫ったとしても、そこにはその人でしか出来ない何かが表れるような気がしてなりません。

美しく規則正しく並んでいながら、無機質な均一さとは違う何かであったり、たとえガタガタで揃ってなくとも、上手い下手とは違う良さであったり、人の手が作る物には何か特別な良さがあります。

私のような個人工房が作る品物は大量生産画一品とは違う、ただ美しいだけではない、手作りならではの良さを持つそんな品物でもよいと思っていますし、そうあるべきだとも思っています。

一枚一枚の革に表情があるように、作り手一人一人に個性があるように、出来上がった品にもその作り手ならではの何かが表れたらいいなと思っています。

1つは職人仕事の美しい品。

もう一つは個人が作るoniy one。

その両方を追って行きたいなどと贅沢な事を考えながら

日々、一針一針縫っています。